2012年3月26日月曜日

TOKYU PLAZA



先日原宿TOKYU PLAZAの現場に行ってきました。
あいにくの雨だったので暗い感じですが全体の写真がこんな感じです。
すべて仮囲いがとれてその全貌が明らかになりましたね。
中村拓志さんの建築である当建物の外観はかなりのインパクトです。




メインエントランスを拡大した写真がこれ。
鏡面をダイナミックに使って万華鏡のような効果を生んでいます。
様々に乱反射して異空間へ訪れたような気持ちになるのかもしれません。
この鏡面が3Fまで大胆に張り巡らされています。



外装に使用しているタイルは
3階の軒天に折り返してきているんですね。
面白い形状をしたタイルです。
三角形の組み合わせで六角形を構成しています。
それが幾何学模様となって印象的な外観が作られています。


肝心の我々がやらせて頂いているお店の写真はもう少し待ってください。
全部完成していないのでまだ秘密ということで。

4/18にオープンなのでそしたらまた写真載せますね。

東京校合評会




すっかりお伝えするのを忘れていましたが
前回のブログで書いた卒業式の前に、東京校の合評会のことを書いておきましょう。


3学期の合評会ということで
これで卒業する生徒にとってはもちろん最後の発表の場であったわけですが
さすが最後だけあってみんな気合いの入った作品のオンパレードでした。
特に2年生の住宅と店舗の卒業制作は目を見張るものがありました。
僕が在学していた頃よりも数段レベルの高い作品群だと思います。


写真のような模型の精度もかなりのものなのですが
なによりその想像力が素晴らしかったです。
オリジナリティ溢れるアイディアの数々は
未来に輝かしい期待を膨らますことのできるものばかりでした。


じゃあこれらが実際にそのまま実現したらどうか?
と問われれば、機能的な部分を考慮するとまだまだです。
店舗に関していえば、話題にはなれど永続的に繁盛するお店になるかというとクエスチョンです。


でも学生ってそれでいいんですよね。
実務につくと絶対に予算との戦いにぶつかります。
それは絶対的に避けられないことです。
自分の思い通りのデザインが通って、それが100%予算内におさまることなんてほんのわずかです。

しかし学生のうちに
予算にとらわれない自由な発想をもってデザインに取り組まないとあとがキツいと思います。
予算はともかく機能的な部分においては少しは考慮しなければならないのでしょうが
それもデザイン面と機能面の比重を考えると、デザイン重視で良いでしょう。


どれだけ人の目を引くデザイン
そして人の心を打つ提案ができるかです。
学校ではそういったものを学んでほしいと思っています。


それにしてもこの合評会。
また手強い新たなライバルが多数誕生したなという感じです。

2012年3月15日木曜日

卒業式





先日
スペースデザインカレッジの卒業式に出席しました。
フランク・ロイド・ライト設計の自由学園明日館にて。
僕もまたこの場所で入学式、そして卒業式を行いました。


そして今度は講師として卒業生を見送る立場になったわけですが
今回は僕にとっても初めての教え子達の卒業式だったので
その感動もひとしおというか、不覚にもウルウルきてしまいました。


社会でどういう活躍ができるか
親心として不安に思う部分もありますが
持ち前の元気と情熱でどんな苦難にも立ち向かっていってもらいたいものです。


これからは同業であり
良き先輩後輩関係であり、またはライバルでもあります。
互いに切磋琢磨して、これからの世の中を盛り上げていければと思います。


みんなおめでとう。
これからもヨロシケね☆

講演会


そういえば
先月福井に帰った時に
コミュニティデザイナーの山崎亮さんの講演会を聴きにいってきました。


コミュニティデザイナーといっても
最初ピンと来なかったのですが
簡単に言ってしまうと「街興し」をプロデュースする人ですね。
元々建築やランドスケープ畑の人だったみたいです。


これからの時代は公共の建築も住宅も減少傾向にあり
空きテナントもどんどん増えていくであろうと。
従ってこれまでの建築家やデザイナーのような夢や思想では
時代から取り残されてしまう、という講義を
国土交通省調べのグラフを基に熱心に説明されていました。


そしてその波に逆らうように飽和していくデザイナー。
我々デザイナーにとっての価値とは
これからの時代、社会にどれだけ貢献できるか?
例えば年間3万人の自殺者を救えるのか?
例えば年間3万人の孤独死者を救えるのか?
そういった社会問題を解決していけるようなデザイナーが生き残っていく。
そして我々デザイナーにはまだまだやれることがあるはずだ
と、2時間の熱弁を最前列で拝聴しました。


確かにそうなのかもしれません。
好きなデザインをただやっているだけではダメな時代が来ようとしています。
その中で僕達のデザインは世の中に何を産み落とし
どんなメッセージを伝えることができるのだろうと考えさせられました。


特に店舗デザインにおいては
小さな箱の中の空間を考えるという小規模なものなので
そうではなくもっと広い視野を持って
その輪をどんどん広げていき、それがどんな社会性へと繋がるかというのは
今後の大きなテーマなのかもしれません。


口で言うのは簡単ですが
実際どんな行動を起こせば良いのか僕にはまだわかりません。


バブル時期にDCブランドが全盛だった頃のデザインは
今はもう通用することはありません。
本当に必要な商業デザインとは何か?というのが
みんな昔と今では大きく変わったことだと思います。


今はまた変化しなければ時期にさしかかっているのでしょうか。
時代の移り変わりとともに
我々の意識ももっと変えていかなければならないのでしょうね。